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「無暖房住宅」完成して凡そ1年が建ちました。今日の環境型住宅として、住んでから維持費の掛からない家にしたいとの要望で設計がスタートしました。今日的要望であり、また時代の流れを感じる要望ですが、基準となるのは次世代断熱性能です。が、東京Ⅳ地域の断熱性能をクリアーしただけでは、施主の要望である光熱費の掛からない家には、残念ながらなりません。冬暖かく夏涼しく過ごせる家で尚且つ消費熱量を抑える為にはⅣ地域の1/2から1/3の暖房エネルギーを誇る家にしなくてはなりません。当初冬を暖かく過ごす手段として流行っている床暖房を施主は希望されましたが、断熱性能が高い家では床暖房が無くても大変過ごし易いばかりでなく、暖房機器すら要らないのです。本当に寒い日のみエアコンを1時間程度可動するのみで室内は十分暖かく過ごし易い環境を手に入れられます。そのエアコンも6帖用のもので十分です。 熱損失係数:Q値=1.39W/㎡の超高断熱住宅です。次世代基準2.7W/㎡に対してかなりの性能があります。相当隙間面積:C値=0.6㎠/㎡. 太陽光発電システム容量4.32 kW. 年間暖房消費量が次世帯基準の住宅に比べ1/3程度で済む計算になります。オール電化住宅としたことで水道費以外は、電気代のみで済むわけですが、太陽光パネルのおかげで年間の電気代がほぼプラスマイナスゼロとなりました。床下の冷熱の利用、塔屋の設置による夏の暖気の開放など、夏涼しく、冬暖かいエコハウスとなりました。 玄関のある道路側立面は、西日が当たるため窓をなくしました。 このことで、夏の西日が避けられ室内環境は、良好となっています。 |
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