反対側からの眺め

奥の広場
<< 前頁
このサイトに書いてある内容・写真等の無断転写を禁ずる。
   博物館外観
  奥の広場入り口

ムルロ入り口
   ムルロ町全体
<<MAIN [ メイン ]
KSA一級建築士事務所

Kato
Studio di
Architettura
イタリア建築紀行

シエナ市郊外 ムルロ

 シエナ市からバスで40分ほどのところにムルロという町があります。城塞都市の最小限系といってよい町です。
丘の上に建物による城壁が回され現在博物館として使われている建物がその中心にあり、その博物館によって二つの広場に町が分かれている構成となっています。広場といっても、中庭的な雰囲気でもあります。かなり小さい町で、一つの建築といっても良いと思います。一つの町が一つの建築として成り立っているといえます。
 というのも、この町のことをCastello di Murloとイタリア語でいいます。訳すとムルロ城です。そうお城なのです。1189年には存在していたことが確認されています。一度壊されたそうですが現在も司教のパラッツォとして使用されているとのことです。お城といっても一般的に頭に浮かぶタイプのもではないことが写真から分かって頂けると思います。イタリア的な建築で構成された都市のような要塞です。有名な建築家の芦原義信先生が「町並みの美学」のなかで「一軒の大きな建築のような都市」という言葉を使われていますが、ここも当てはまるように思います。博物館の他、バール、レストラン、ホテルの看板がありましたが、バールとレストランは閉まっていました。住んでいる人がいるような感じは受けましたが。                         
                         2007年5月20日