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サンタンブロージオ教会  
サンタンブロージオ教会
ガレリア
ドォーモ
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KSA一級建築士事務所

Kato
Studio di
Architettura
イタリア建築紀行

ミラノ

 ミラノは、僕にとって思い出の地です。がイタリアの町の中では最も外国人にとってイタリアらしくない場所と言ってもよいでしょう。それは、イタリアの町の魅力である旧市街地の雰囲気が壊れているからです。ミラノは第二次世界大戦により町の70%近くが破壊され再建された町です。ドゥオ−モもまた一部破壊されました。
 ミラノの中心にあるドゥオ−モ広場は、1867年にガレリアの完成で現在の形となります。写真で見るより近づくとその大きさに凌駕されます。現代の建物はヒューマンスケールと言って人間の大きさに合せて造られていますが、古典建築は、黄金比等の寸法を比例法で造っていました。例えば、今なら建物の大きさに関わらず扉の大きさは、人間の背丈に合わせ2.4mから3m程度ですが、ドゥオ−モは建物の高さに合せて扉の高さも高くしているため10m以上もあります。遠くから見ると全体のプロポーションが整っている為建物の大きさがよく把握できないのです。
 話しは変わりますが,このドゥオ−モの裏のP.Beccaria通りにLa burschettaと言うレストランがありとても美味しかったです。(値段も安く)ただ、いろんなところで紹介されたらしく、完全予約成になってしまったようです。
 ミラノの教会の中で最も好きなのがサンタ’ンブロージョ教会です。この教会はロマネスク様式らしく柱が太く力強くそれでいて質素でエレガントです。ロンバルディア州に現存する最古の前廊式教会です。(前廊式とは、教会に行くと必ず脇に回廊がありますがその昔はと言うより元々は、前にアトリウムと呼ぶ回廊がありました。)このサンタ’ンブロージョ教会の回廊は特に美しいです。
 ちょと行き難いですが近くにMoriji通りがあり角に渋いワインバーがあります。近くを通るとすぐにわかります。窓には年代もののワインが飾られていて雰囲気も古びた感じを醸し出しています。昼は簡単な食事ができました。夜はワインバーでミラノの雰囲気が味わえます。
                         2005年2月20日