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   馬小屋内部
  サンマルコ広場
ヴィジェバノ広場反対側
   ヴィジェバノ広場
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KSA一級建築士事務所

Kato
Studio di
Architettura
イタリア建築紀行

ミラノ市郊外 ヴィジェバノ

 ミラノ市 ポルタジェノバ駅から電車で30分ほどのところにヴィジェヴァノという町があります。ここは、ミラノの貴族ヴィスコンティ家によってつくられたもので、町には長方形の広場とヴィスコンティ家の城が今でも残っています。10年ほど前は、専門のガイドが城を案内するサービスがありましたが、2000年に行った時はなくなっていました。
 町の中心にある広場は素晴らしく、専門家は、ヴェネツィアのサンマルコ広場の完成形と評価し,建築家アルベルティ(ルネッサンス期の著名な建築家)が設計に関わったと考えています。なぜ完成形かといいますと、通常広場は初めから幾何学の形に成形されていたわけではなく、長い年月の中で長方形や正方形に方が整えられていった場合が多いからです。サンマルコ広場は台形に近い不定形なのに対し、ヴィジェバノの広場は、明確に長方形に整えられているからです。天気の良い日にはこの広場のカフェで御茶を飲みくつろぎたいところです。また、この広場に隣接しているお城は、今は寂れた感はありますが、中に一つ素晴らしい建物があります。それは入って右すぐにある2階建ての馬小屋です。レオナルドダビンチ設計のこの馬小屋は、中に入ると連続した柱が並び、中央の廊下部分の天井までの高さと柱の高さ、幅、ピッチ、建物の幅、奥行きなどが素晴らしいプロポーションで出来ています。亡アルド・ロッシ(イタリアを代表する現代建築家)のガララテーゼの集合住宅の1階の回廊の原点ではないかと思える建物です。ミラノで時間が余るような時は是非行きたい町です。往復3,4時間といったところです。                          
                         2005年3月20日